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2025年11月のトピックス

JA淡路日の出の旬の情報をお届けします。

和子牛平均114万円超え

淡路家畜市場で11月18日に開かれた和子牛のせり市で、雌牛と去勢牛を合わせた1頭の平均価格が114万7319円(税込)と、本年度に開かれたせりの中で日本一だった。全国的に枝肉相場が回復する中、年末の需要に向け、肥育業者の購買意欲が高かった。

同日のせり市では雌121頭、去勢162頭が上場され、JA淡路日の出管内から184頭、JAあわじ島管内から99頭だった。雌牛と去勢牛を合わせた1頭の平均価格は、102万3237円だった前回の10月市より12万4000円ほど高かった。

全国の週平均(11月10日~16日)は、72万1000円。全国的な上場頭数の減少から、平均取引価格が上昇している中、但馬牛の子牛を確保する動きが強まっている。淡路島は但馬牛の繁殖に取り組む農家が多く、一定期間育てた後、せり市にかけられ肥育農家の所へ行き「神戸ビーフ」を含む各地ブランド和牛となる。島内で肥育された牛は、一定の基準を満たすとブランド牛肉「淡路ビーフ」になる。

毎年10月下旬には兵庫県畜産共進会があるため、2年後の出品を目指した動きから高値となったと見られる。

JA淡路日の出の相坂有俊組合長は「神戸ビーフのおいしさを世界中の消費者が評価している。飼育環境のよい淡路島で生産者が但馬牛の子牛を守り育ててきた努力が結果として表れた」と話した。

2025年11月18日
2025年11月のトピックス「せりにかけられる子牛」
せりにかけられる子牛
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