新春肉用牛短期講習会/年1産と元気な子牛の生産を

トロフィーを受け取る瀬町さん
淡路市のふるさとセンターで1月27日、新春肉用牛短期講習会が開かれた。生産者58人が出席し、飼養管理のポイントや子牛の防寒対策などについて研修した。また、子牛を高価格で販売した生産者の表彰があった。
一宮和牛振興組合の大田原正直組合長が「オリンピックを前に子牛の価格はこのままキープするのではないか。年1産と元気な子牛の生産を目指して、飼養管理をしっかり行い長く牛飼いを続けていこう」とあいさつした。
兵庫県立農林水産技術総合センター北部農業技術センターの小浜菜美子主任研究員が「但馬牛の繁殖管理」と題して講演。母牛の繁殖効率を上げ、元気な子牛を生産するために、分娩前後には配合飼料を徐々に増やして、冬場は夏場より多めに給与することが必要と説いた。また、子育て能力を意識した後継牛を残すことを提案した。
子牛高価格販売奨励表彰の受賞者は次の通り。
▽雌の部=瀬町存徳
▽去勢の部=貫名久雄
▽地区の部=尾崎地区
2020年1月27日