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休耕地で農業経営/産地縮小に歯止め
1月の収穫を目指してハクサイを定植するJA淡路日の出の職員
1月の収穫を目指してハクサイを定植するJA淡路日の出の職員
 JA淡路日の出は、洲本市の休耕地を利用して、JA自らが野菜の生産から販売まで担う農業経営事業を始めた。9月に農用地の利用権設定をして、同市千草の田42アールを借り入れ、畑づくりに着手。10月4日には、営農相談課職員らが、ハクサイを定植した。JAによると、JAが直接農業経営を手掛けるのは全国的にも珍しいという。
 事業では、JAが野菜生産の新たな担い手になり、高齢化などで休耕地が拡大する現状に歯止めをかけ、産地の維持と地域農業の活性化を目指していく。
 JAが直接農業の経営をすることで、営農関係職員の研修の場としても活用する。新しい品種・肥料・農薬などの試験調査をすることで、先駆的な技術・資材の試験圃場的な役割も持たせ、営農指導事業にも生かしていく。
 定植したハクサイは1月に収穫し、その後はキャベツの栽培に取り組む。11月下旬にはタマネギも定植する。
 JA営農相談課の上谷芳生課長は、「面積を増やしていき、将来的には若手就農者の雇用や育成にもつなげていきたい」と話していた。
 (2011年10月4日)
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