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プロ農家育成めざす―定年退職者に野菜作り指導-
[写真] 病害のあるタマネギを確認する参加者
病害のあるタマネギを確認する参加者

 JA淡路日の出は、定年退職者を中心に、本格的に農業に取り組む人を育成しようと「販売農家育成勉強会」を企画、第2回目として5月10日に、土づくりや基本的な野菜の栽培技術をテーマにした勉強会を、洲本市のアグリ公園研修所と淡路市の防災あんしんセンターの2カ所で開いた。今回は70人が参加し、野菜づくりへの関心の高さを見せた。
 勉強会は12月までに全5回を計画している。
 JAの上谷芳生営農相談課長が講師を務め、野菜が良く育つ土のつくり方と肥料の使い方、農薬を使用する際の注意点を説明した。「何も施さない土でも2年くらいは、野菜作りができるが、3年目はない。元に戻すのに5、6年は要する」と土づくりの重要性を訴え、堆肥と腐植の施用を続けることで、理想的な土の状態をつくれると説いた。
 北淡路農業改良普及センターの岩田均普及主査は、タマネギ、ハクサイ、キャベツの栽培方法を説明。淡路地区で栽培しているタマネギの品種を順番に紹介し、収穫期や作りやすさ、食味などの違いを説明し、それぞれの農家に合った品種を栽培するよう勧めた。
 さらに「目標の出荷ケースを持ち、年間の労力に合った作物の品種と栽培面積の選定を」と呼び掛けた。
 参加した淡路市生田の水口淑朗さんは、「つくり方などとても参考になった。特にタマネギの品種によって、植える時期の違いや土地の適合性を知ることができてよかった」と話していた。
(2011年5月)

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